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- 龍舞
中国において、龍は、瑞獣、霊獣、神様として最も崇拝され、親しまれている伝説の動物です。
その姿には諸説ありますが、頭はラクダ(または馬)、角は鹿、目は鬼(または蝦)、耳は牛、腹は大蛇、爪は鷹、掌は熊に似て、背中に八十一枚の鱗(鯉)がある、とされています。また、雄龍は上風に鳴き、雌龍は下風に鳴く、ともいわれるようです。
龍舞がいつから舞われるようになったのか、その起源は定かではありません。
また、龍舞に用いられる龍の種類も地方により様々ですが、当組合の「南京町龍獅団」という団体には2種類3頭の龍がいて、それぞれに名前がついています。
第1回春節祭(1987年)に登場した南京町のシンボル。一般に「香港龍」といわれる形状。
春節祭の目玉として町の青年部で龍舞をすることになり、当時の日本一の長さだった40mの龍を香港から購入するも、到着は春節祭の直前。そのため、龍が到着するまではホウキやモップの柄にロープを結んで練習したという逸話が残っている。
代を重ねて現在の龍龍は、長さ47m(日本一)。
一年にただ一度、春節祭だけに登場する。
龍龍の結婚相手として香港から購入、第2回春節祭で結婚式を挙げた。この設定は南京町のオリジナル。
龍龍は大きすぎるため、南京町広場での「龍舞」は、すべて美龍が登場する。長さ25m。
一般に「マレーシア龍」といわれる形状で、シンガポールでは世界大会も開かれる競技的な一面ももつ龍のうち、全体に蛍光塗料が施されており、夜間、暗い中でブラックライトをあてて妖しく浮かび上がる姿が美しい「夜光龍」。
2001年の「南京町21世紀 花と光の復興祭 夏の部」で初登場した。長さ20m。
同じ形状の龍で日中明るい中で舞う龍を「白光龍」といい、神戸市立兵庫商業高等学校龍獅團が舞っている。
春節祭や中秋節など当組合主催のイベントに参加してくださる高校生の部活動で、獅子舞は「南獅」を、龍舞は「白光龍」を舞われています。
特に龍舞は、シンガポールの世界大会にもたびたび出場して好成績を収められているとおり、そのアクロバティックな動きには目を奪われます。